樹木谷坂（じゅもくだにざか） 地獄を見たけりゃここに来い!? 別名：地獄谷坂

東スポ的な見出しですみません。
地獄谷坂なんて、物騒な坂名を見かけたら
いったいどんな場所なのか気になりますよね？

北海道・登別温泉の地獄谷みたいなところが都心にあるわけないと思いつつも、気になって現場に向かってみたら・・・



●すごぉ～く、ふつぅ～の路地です・・・



●徳川家康が江戸に入府したころ、このあたりは樹木が生い茂っていたので「樹木谷」と呼ばれていたそうです。だから、そこにできた坂道は「樹木谷坂」。

「じゅもくだにざか」がなまって、「じもくだにざか」→「じごくだにざか＝地獄谷坂」とも呼ばれるようになったのだそうです。

なんか、なまりというよりは、江戸っ子のオヤジギャクだったんじゃないかという気もしますが。

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相生坂（あいおいざか） 秀才の闊歩した坂道

●気持ちよく、すーっと伸びている坂道です。都心なのに空が広いですね。



●坂をまたいでいるのは、聖橋（ひじりばし）です。神田川を挟んだ2つの聖堂、湯島聖堂とニコライ堂を結ぶ橋だから、聖橋と名づけられたそうです。なんと昭和2年（1927年）に作られたんですよ。



●湯島聖堂の築地壁。坂の傾斜にあわせで段々になっています。聖堂の西側には昌平坂学問所が建てられ、全国の藩士の子弟が勉学に勤しんだそうです。



●坂の左手にある桜の樹は、みごとな桜吹雪を披露してくれました。神田川をはさんでＪＲの御茶ノ水駅があります。神田川の谷は、中国の景勝地・赤壁になぞらえて「小赤壁」と呼ばれたこともあるそうです。



●神田川の対岸にある淡路坂と並行しているので、相生坂と言われるようになったのだとか。昌平坂とも呼ばれていたそうです。

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昌平坂（しょうへいざか） 遠く中国に由来!?

●久々に趣のある坂道です。石垣は湯島聖堂の敷地です。



●築地壁（練塀）がいい雰囲気です。



●坂名は壁湯島聖堂に祭られている孔子の故郷、古代中国魯の国昌平郷（現在の山東省草阜市）にちなんで名づけられたそうです。

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