汐見坂（しおみざか） 別名：解剖坂（かいぼうざか）

日本医科大学の横にある坂道ですが、なんともドキリとするネーミングです。坂碑がないので断言できないのですが、「汐見坂」が先にあった名前で、「解剖坂」と呼ばれるようになったのは大学ができてからのはずです。



●壁の向こう側に解剖実習室があるそうです。坂を下りていく白衣の人、まさか解剖を終えたばかりではないですよね？　この坂は基本的に階段坂なのですが、手すりの右側が自転車で通れるようになっています。急坂に見えますが、電動アシストのおかげで息も上がらずに上りきりました。遠くのマンションのあたりに、昔は海が見えていたのでしょうか。

解剖坂（かいぼうざか）

タグ：汐見坂 解剖坂

コメント 2

近くに住んでいるものですが、坂の向かい側は台地です。
大昔は海だったかもしれませんが、「汐見小」や、「観潮楼」からすると、
「汐見坂」は藪下通りの坂のことではないかと思います。
観潮楼から海は見えなかったといううわさもありますが、実際どうなのでしょう。。
by SACO (2010-08-25 22:42) 

しばらくほったらかしにしているブログなのに
コメントを書き込んでいただきまして、
どうもありがとうございます。

手元の資料によれば、
藪下通りも「潮見坂」と呼ばれているそうです。
そういえば団子坂の別名も「潮見坂」。
このあたりは「潮見坂」だらけなんですね。

ただ、この「解剖坂／潮見坂」が開かれたのは
大正から昭和初期あたりみたいなので、
藪下通りのほうが先にあった「潮見坂」だと思います。

団子坂の別名が潮見坂である理由は
坂上から佃の海が見えたからだそうですが、
それはいつの時代のことなのか。

鴎外の時代に「観潮楼」から
実際に海が見えたのかどうか判りかねますが、
「潮見坂」にちなんで「観潮楼」と名付けられた
という説も聞きます。

「観潮楼」から海が見えたのか否かの究明は、
今後の課題としたいと思います。
by hrmn (2010-09-07 02:16)